タイ バンコクの自転車の環境について
タイ バンコクの自転車乗りの環境について書きたいと思います。
ネットで調べるとタイ人の運転は荒いため危険と言われていますが実際はどのような状況なのか?
私が3年間タイに住んでみた実感を書きたいと思います。
- 1.タイの自転車乗りの地位について
- 2.自転車が流行っている&国王が自転車好き
- 3.タイの天気は重要
- 4.バンコクは車が多く、走りづらい
- 5.バンコク近郊の場合、BTS車内に自転車を持ち込める
- 6.地方は車が少なく走りやすいが…
- 7.交通事故の補償について
- 8.ハッピーアンドヘルシーバイクレーン(旧名スカイレーン)という世界に誇れるサイクリングロードがある
1.タイの自転車乗りの地位について
タイ人の道路交通のヒラエルキーは1位自動車、2位バイク、3位その他になります。
基本的に日本と同じ考えですね。
しかし、日本と異なる点は自動車はお金持ちの乗り物、自転車、徒歩は貧乏人という考え方を持っています。
最近では自転車が健康に良いということでスポーツバイクが流行しています。
2.自転車が流行っている&国王が自転車好き
2009年頃から自転車がファッションとして流行しだしたそうです。
国王が自転車が好きなので王室主催の自転車イベント等も開催されていました。
自転車サイクリングイベントやロードレースが各地で開催されています。
ただし、最近のタイ人の感触では自転車熱が下がってきているような気がします。
3.タイの天気は重要
タイは雨期と乾季と暑季があります。
雨期はスコールがあります。
怖いのは雷で走行中に退避場所がないと危険です。
田舎道でスコールに遭遇するとずぶ濡れのまま走行するしかありません。
乾季は大気汚染(PM2.5)がひどいときがあります。
大気の状況を確認できるアプリがあるのでダウンロードして確認しましょう。
暑季は気温が40度近くまで上がるので水分補給は多めに持つ必要があります。
4.バンコクは車が多く、走りづらい
バンコクは渋滞天国なので車道を走るのが難しいです。
また複数車線の歩道側の車線には雨水排水用のマンホールがある場合が多いです。
そのマンホールのフタの隙間が広く、自転車のタイヤが溝にハマる可能性がありますのでマンホールのフタの向きに注意して走りましょう。
また、歩道は段差が多く何度も自転車を降りて引くことがあります。
歩道は歩行者も多いのでスピードも出せないですね。
スタバやアマゾンなどのコーヒーショップやセブンイレブン等のコンビニなどがたくさんありますが、盗難リスクが高いので施錠が必要です。
また、施錠してもブランド自転車は盗難されますので長時間離れるのはやめましょう。
自転車置き場もありませんので、適当にお店の前に駐輪することになります。
ボロいママチャリでも盗難されますので買い物には向かないと思います。
良い点ですが‘坂道が無い‘です。
びっくりするくらい坂道がありません。
あるのは橋を渡るときに道路が登りになっているくらいです。
バンコクでロードバイクを乗る場合は土日の早朝をオススメします。
時間は6時から8時の間です。
6時前は人が少なすぎて治安的に危険ですし、8時を過ぎると交通量が一気に増えるので危なくなります。
5.バンコク近郊の場合、BTS車内に自転車を持ち込める
BTSに自転車を乗せて移動することができます。
①折りたたみ自転車は終日可能
②普通の自転車は土日は早朝6時~9時と夜間22時以降、平日は6時~6時半まで持ち込み可能
実際に自転車を乗せている人はあまり見かけませんが…。
6.地方は車が少なく走りやすいが…
地方の場合は車が少ないため、走りやすいです。
また、バンコクでもお話しましたが、バンコク近郊は坂道が全くありません。
チャオプラヤ川沿いであればスコータイまでほとんど平地で走って行くことができます。
幹線道路は路肩が広く、走りやすいですが車のスピードが80㎞/h以上出ている場合がほとんどなので、ちょっと怖いです。
車が自転車に突っ込んできたら即死ですね。
また、バイクが逆走することも当たり前なので気を付けなければいけません。
片側1車線の道路の場合は車線が狭い場合があります。
車同士がすれ違うタイミングは道幅をフルに使うため、幅寄せされる可能性があるので気を付けましょう。
さらに野良犬が多いので気を付けましょう。
野良犬を見つけたら、目を合わさずにできるだけ離れて走り去りましょう。
でも、野良犬と目が合っていないのに追いかけてくることがあります。
私も過去4回野良犬に追いかけられました。
7.交通事故の補償について
例えば、自転車に乗っている時に自動車とぶつかって死亡した場合の保険の金額は100万円くらいしか支払われません。
日本のように1億円とかは絶対に支払われないです。
下手すれば、保険に入っていない人、無免許の人なんて、たくさんいますから保険金がもらえる可能性は低いかもしれません。
しかも外国人なので警察が正当に処理してくれるかも怪しいです。
治療費も外国人ならお金持っているから、自分の保険を使いなと言われるかも…。
8.ハッピーアンドヘルシーバイクレーン(旧名スカイレーン)という世界に誇れるサイクリングロードがある
交通事故が心配な場合はサイクリングロードに行きましょう。
その名は「ハッピー アンド ヘルシー バイク レーン」(Happy and Health Bike Lane)です。
昔はスカイレーンという名称でしたが、2019年に改装後に名称が変更されました。
タイ人はHHBLと省略してSNSにアップしています。
ここはスワンナプーム空港の周囲を1周します。
1周の距離は約23キロあります。
しかも平地オンリーです。
自転車専用なので車も歩行者もいないので安心して走れます。
とても魅力的なサイクリングロードなので別で詳細を紹介したいと思います。