バンコクに駐在していると輸入が大変なのはご存じでしょうか?
日本と異なり、とにかく関税が高いんです。
日本の家族が気をきかせて、食品やお酒などを送ったら、関税が高くてバンコクで買ったほうが安かった…なんてこともあります。
タイ(バンコク)の関税の調べ方 - スカイレーンのバンコク暮し
1.ドイツからロードバイクを購入
ロードバイクブランドの中でもCanyonというブランドはネット通販専用の販売でコストパフォーマンスが高いです。
デザインも価格も気に入ったので、バンコクからネット通販でCanyonのロードバイクを購入してみました。
価格は約25万円です。
世間一般からみたら超高額品をネット通販で買うなんて…って感じですね。
2.ロードバイク(自転車)の関税
当時は関税のことは気にせず、ロードバイクの購入を会社仲間に話をしたところ関税がスゴイのではと話しに…。
タイの税関のホームページで自転車の関税を調べてみます。
タイ(バンコク)の関税の調べ方 - スカイレーンのバンコク暮し
調べた結果、ロードバイクの関税は最大40%でした。
タイは先進国ではないので自国の産業を守るために関税を高くしています。
関税が安いのはASEAN諸国およびFTAを締結している国のみです。
それらの国でも製品によって税率が異なるので要注意です。
3.通関手数料
今回は1500バーツでした。
これが価格に比例するのか、輸入品毎に変化するのか、よくわかりません。
4.倉庫保管料
UPSの場合、100バーツ/日でした。
通関手続きが長引くとその分費用がかかります。
最低でも1週間くらいは掛かると思ったほうが良いです。
5.通関手続き
5.1運送会社からの電話
荷物が通関前の倉庫に届くと運送会社(今回はUPS)から荷主(送付先)に電話が掛かってきます。
この電話に出れない場合、すぐにこちらから掛けなおしましょう。
なぜなら、倉庫保管料が掛かるからです。
私の場合、再度電話が掛かってくるだろうと待っていたら、1週間後でした。
それだけで700バーツの保管料が発生します。
5.2税関への登録
高額品の場合、本人確認が必要です。
5.2.1運送会社にパスポートを渡して登録する
運送会社が家までパスポートを取りに来るので、渡します。
2~3日で登録できるので、登録出来次第、パスポートは返却されます。
5.2.2自分で税関に行き、登録する
私はパスポートを渡すのが嫌だったので、自分で税関に行きました。
今回はドンムアン空港に行きました。
英語が話せれば、登録対応して頂けるようです。
でも、英語もタイ語も話せない私は会社の通訳さんと一緒に行きました。
登録自体は30分位で完了でした。
また、登録したら半年は有効らしいです。
5.3運送会社に連絡し、荷物が届く
税関の登録が終わったら、後日運送会社から関税および通関費用等の電話があります。
その時に荷物を届ける日時を決めて、お金の準備をしておきます。
約束の日に荷物を引き取り、お金を支払えば、完了です。
6.結局、輸入に掛かった費用
合計約37500バーツ(約12万円)
(今回のロードバイクの税率37%)
輸入関税 33000バーツ
倉庫保管料 3200バーツ
通関手数料 1300バーツ
25万円の自転車に12万円の税金!
気軽にネットで自転車を輸入したら、こんな結果になりました。
12万円分の体験をしたと思って、あきらめるしかありません。
タイ人はCanyonにほとんど乗っていないのは、この税金の高さが原因なのでしょうね。
小物の場合は近くの郵便局まで引き取りに行くようです。
今回の高額支払いがあったおかげで、海外輸入は一切やらなくなりました。
LAZADAは中国からの輸入が多いのですが、関税関係で問題になったことはありません。
少額だから問題が無いのでしょうね。